JavaScriptのパフォーマンス向上のために、圧縮(minify)をするためのツールです。
Googleが公開しているツールです。今回はJavaのjarを使用しますが、Webブラウザから気軽に使いたい場合は『Closure Compiler Service』をご覧下さい。
今回はJavaを使用するので、Javaをインストールしておいて下さい。
ダウンロード
jarファイルをダウンロードします。コチラ
解凍し、好きなところへ設置して下さい。
圧縮レベル
Closure Compilerは圧縮レベルを指定できます。
WHITESPACE_ONLY
一番圧縮率が低い。
コメント・改行・不要なスペース・タブ・空白だけを除去する。
SIMPLE_OPTIMIZATIONS
WHITESPACE_ONLYと同じコメント等の除去の他、ローカル変数と関数パラメータの名称短縮、式・関数の最適化が行われる。
ADVANCED_OPTIMIZATIONS
SIMPLE_OPTIMIZATIONSと同じ処理の他、使用していないと思われる関数の除去など非常に強力な圧縮を行う。
コーディングルールの通りコーディングを行わないと正常に動かない場合がある。
使用方法
後はターミナルから使用するだけです。
java -jar compiler.jarパス --js minifyするjs --compilation_level 圧縮レベル --js_output_file minify化したJSファイル
とすれば、使用できます。
以前ご紹介したCakefileの記事で紹介したコンパイルと組み合わせて、
最後の行あたりに、
exec "java -jar compiler.jar --js #{OUTDIR}/#{TARGET_FILENAME} --compilation_level #{COMPILEOPTION} --js_output_file #{OUTDIR}/script.min.js"
とすると、script.jsと圧縮されたscript.min.jsが生成されます。