CentOS(さくらVPS)にRubyをインストールする方法です。
流れ
- Gitをインストール
- rbenvをインストール
- Rubyをインストール
- Railsをインストール
というような流れになります。
1.Gitをインストール
Gitを使用するので、インストールします。
sudo yum -y install git
2.rbenvをインストール
先ほどインストールしたGitを利用して、rbenvをインストールします。
rbenvとはRubyを複数のバージョンインストールできるツールになります。
rbenvの他にchrubyなどありますが、今回はrbenvを利用します。
git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
と、Gitから.rbenvにcloneします。
環境変数の設定
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile exec $SHELL -l
とし、環境変数のを通し、rbenvをコマンドとして使用できるようにします。
プラグインruby-buildをインストール
rbenvでRubyをインストールするためのプラグインをインストールします。
git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
3.Rubyをインストール
rbenvを利用して、Rubyをインストールします。
今回はruby-2.0.0-p353をインストールしてみます。
rbenv install 2.0.0-p353
インストールまでしばらく時間がかかります。
インストール中に下記のエラーが発生しました。
The Ruby openssl extension was not compiled. Missing the OpenSSL lib?
OpenSSLのエラーなので、OpenSSLをインストールします。
sudo yum install openssl-devel
rbenvでインストールしたRubyのバージョンを確認します。
rbenv versions
Rubyのバージョンの切り替えはglobalでバージョンを指定します。
rbenv global 2.0.0-p353
Rubyのバージョンを確認してみます。
ruby -v
再び下記のエラーが発生しました。
bash: ruby: コマンドが見つかりません
rubyのパスが通っていないので通します。
sudo vim ~/.bash_profile
とし、ファイルを開き
PATH=$PATH:$HOME/bin:/usr/local/ruby/bin
とPATHの末尾へ追記します。
設定を反映するためターミナルを再起動します。
再度Rubyのバージョンを確認してみます。
ruby -v
今度は無事バージョンを確認出来ました。
4.Railsをインストール
gem(Rubyライブラリ)でRailsをインストールします。
gem install rails
最後に
rbenv rehash
とし、これでRubyを使用できるようになりました!